その4
一方、アジトでレネを救うために海賊と戦い始めたアトロムだが、海賊の人数の大きさに苦戦を強いられていた。
「へっ、一人だけで戦おうなんて無茶なやつだぜ。」
(人数が多すぎる!このままでは姉さんを助けられない)
海賊の言葉に対してそう思っていたアトロムだが、いい考えがなかなか思い浮かばず対応のしようがなかった。
そのうちにアトロムは一瞬剣を落としかけてしまい、はっと後ろを振り返ったときには海賊の斧が自分に振り落とされようとしていた!
(姉さん、ごめん・・)
アトロムは死を覚悟したが・・。
「ぎゃあ!」
倒れたのは海賊のほうであった。
海賊の背中にはピラムが突き刺さっていた。アトロムや残った海賊たちが倒れた海賊の方向を振り向くと、そこには一騎のペガサスに乗った少女の姿があった。
「大丈夫だった?」
その少女はアトロムに声をかけた。
「うん。ありがとう、助けてくれて。」
一方、海賊たちも
「おい、てめえは何者だ!?」
と叫んだ。
その少女は海賊たちの挑発にあえて乗った。
「ぺガサスの王女、サーシャよ。倒せるものなら倒して見なさい!」
そしてアトロムに対し
「ゆっくり話している時間はないわ。詳しいことは戦いが終わったら聞かせてもらうから、今は一緒に海賊を倒しましょう。」
と励ました。
そして海賊とサーシャの戦いが始まった。