リーベリア戦記 〜破壊竜の復活〜
序章
作)エクリクシス様 リーベリアという大陸がある。 そこは古より邪神が支配し、数々の戦にさいなまれ、今なお魔獣が蔓延る呪われし大陸で ある。 そんな大陸にも、つい半年前に平和が訪れた。 ラゼリアのリュナンとグラナダのホームズを中心に、邪神・ガーゼルの復活を阻止した事 により、今まで対立していた4の聖王国は和平結んだ。人々は戦から解放され、何百年ぶ りかの幸せを手にする事になる。 しかし、リーベリアは呪われし大陸…幸せを迎える事を許されないのかもしれない。 古より、封印されし竜が復活の時を待ちながら、シエロ火山の奥深くで息づいている。 その竜は、かつての邪神の配下。 しかし、あまりの力の大きさに邪神は己の身に危険を感じ、自らが封印した。 そして…今、その封印を解こうとする一人の男がいた。 名はドルム。 恐るべき魔力を備え、日々新しい魔法を産み出している。 ドルムはガーゼル教国が滅びるのを心待していた。なぜなら、その彼の夢は全領土制圧。 同じ目的を持つ者が二人いたなら、その者とは何れ戦わなければならない。 ドルムとしてはそれは避けたかった。 ガーゼル教国と戦えば、勝ったとしてもタダでは済まないからだ。 弱ったところをユトナ同盟とやらにやられるのは馬鹿らしい。 ならば、どちらかが滅んでから動きだした方がいいと彼は考えたのだ。 ガーゼル教国は滅び、今、世界は平和の喜びに満ちている…その平和を破壊する喜び…そ れを想像するだけで彼は夜も眠れなかった。 彼の夢の実現は…そう遠くなかった……… |